主に千葉県における刑事弁護など


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殺意

殺すつもりで刺したと供述 明徳義塾の高3男子 Excite エキサイト : 社会ニュース

 記事は、明徳義塾事件の続報ですが、この事件「殺人未遂」で今のところ立件されています.
 人を怪我させるという犯罪は、
  怪我をさせようと思って人を怪我させたー傷害罪
  殺そうと思って人を怪我させた(殺すまでいたらなかった)-殺人未遂罪
になります。
 殺人未遂罪は傷害罪よりも格段に重いので、どちらで立件されるかによって被疑者・被告人に大きな影響を与えます.
 傷害罪か殺人未遂罪かは、「怪我をさせようと思った」(傷害罪の故意)のか「殺そうと思った」(殺人の故意=殺意)のか、つまり、被疑者がどのような故意だったかで決まります.
 この故意をどう警察・検察・裁判所が認定するかですが、被疑者がその点についてどう言っているかだけでなく、凶器の使用があったかや使用方法、体のどこを狙ったのか、被疑者の動機等などを総合的に考えて行われます.
 例えば、被害者の家に押しかけて、包丁を使用して胸や腹に多数の重傷を負わせた場合、「俺はあいつを殺すつもりがなかった」と言っても、なかなか傷害罪とは見てくれず、殺人未遂になってしまうのではないでしょうか。
 将来裁判員制度ができて、皆さんが裁判員になったら、このような判断をするケースもあるかもしれませんね。

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by cuts | 2005-07-01 06:38 | 刑事弁護