主に千葉県における刑事弁護など


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被疑者・被告人と警察とのコミュニケーション

留置場で密売方法教わる 覚せい剤販売元巡査に実刑 Excite エキサイト : 社会ニュース

 記事は、留置場で覚せい剤の密売方法の情報を仕入れた警察官が、自ら覚せい剤密売人となってしまったというもの。
 この元警察官の犯罪は、覚せい剤の営利目的譲渡罪というもので、前科がなくても(当然警察官だから前科はないはずですが)、これだけで実刑になるくらいの重い罪です。実際、記事の方でも、元警察官に懲役3年6ヶ月、罰金40万円の判決が言い渡されています.
 この事件の背後にあるのは、被疑者・被告人と留置係官とのコミュニケーションです。
 被疑者・被告人は日がな一日警察官と顔を突き合わせているわけで、警察官とはそれだけでも話しやすい環境にあります。また、日本人は、司法関係機関では警察官をもっとも身近に感じているので(各種漫画雑誌で警察ものの数と弁護士ものの数を比べてみれば一目瞭然)、被疑者・被告人は弁護士よりも警察官に自分の身近なことを話がちです。
 警察官側としても、留置の管理をするにあたっては、円滑なコミュニケーションが取れていたほうがよいわけで、いろいろ話を聞いているものと思われます.
 覚せい剤の密売方法を聞くのも、将来その警察官が覚せい剤捜査に携わるには必要不可欠な情報でしょうが、それを聞いて、「自分でやってみよう」と思ったところが言語道断なところ。
 この元警察官よほど自分が警察官であることにモチベーションが持てなかったのでしょう.  

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by cuts | 2005-07-02 07:55 | 刑事弁護