主に千葉県における刑事弁護など


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微罪処分の悪用

横領認める調書でっち上げ 甲府署、ペルー人女性にExcite エキサイト : 社会ニュース

 認めてもいない盗難自転車を盗んだという事件で、白紙の供述調書にサインさせ、供述調書をでっちあげたという記事.
 見出しでは「横領となっていますが、正確には「占有離脱物横領罪」で、横領罪とまた別の犯罪です.「占有離脱物横領罪」とは、これまたやたらいかめしい罪名ですが、”人が占有していない物を取ってしまう”ということで、放置してある盗難自転車などの盗みはこの犯罪になります。
 盗難自転車の盗みは軽微な犯罪と現在では見られているため、「微罪処分」という手法が使われます.警察が捜査したものは、原則として検察庁に全て送られなければならないのですが(送検)、軽微な事件を全て送っていたら検察庁もパンクしてしまいますので、一定の「微罪」と指定された事件については、警察限りで注意しておしまいにするというのが「微罪処分」です。
 この警察官、検察庁の目に触れないから適当にやればいいやと思ったかのかどうか定かではありませんが、そのような心理がまったくないとはいえないでしょう。
 警察官が被害者の調書をでっちあげたという事件を私は被害者側で担当したことがあります。この事件は微罪処分の事件ではありませんでしたが、やはり警察が他のチェックをあまり受けないような事件での出来事でした。
 チェックが甘いところに、腐敗は進行します。

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by cuts | 2005-07-21 06:29 | 刑事弁護