主に千葉県における刑事弁護など


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自首といっても法律上の「自首」であるとは限らない

<殺人未遂>改札口で男性刺した男自首 横浜 Excite エキサイト : 社会ニュース

 上大岡駅での殺人未遂事件で、被疑者が出頭し逮捕されたという記事です.
 新聞記事では、被疑者が自ら出頭したことを「自首」と表現し、ドラマなんかでもそのような用語として使用しています.
 しかし、このような自ら出頭したことが、即、法律上の「自首」にあたるとは限りません.
 法律上の自首は、「罪を犯した者が捜査機関に発覚する前に自首」しなければなりませんので。
 犯罪事実及び犯人が誰であるかが捜査機関に判明していた場合は、「捜査機関に発覚する前」ではないという判例がありますから、警察でどのような事件が発生したかわかっていて、誰が犯人であるかもわかっているというケースでは、いくら本人が自主的に出頭しても、法律上の自首にはあたらないということになります。
 記事のケースでは、事件の発生が警察にわかっていたことは間違いないですし、防犯カメラに犯人と思われる男の顔が写っていたたというようなことですので、犯人が誰であるかはわかっていたともいえ、法律上の自首とはいえないとされるかもしれません。
 なお、法律上の自首にあたらなくても、自ら警察に出頭する行為は、裁判上は情状としては考慮はされる傾向にあります.

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by cuts | 2005-07-27 06:44 | 刑事弁護