主に千葉県における刑事弁護など


by cuts
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

都市の犯罪に従来型捜査はどこまでせまれるか

<一家4人殺害>トレーナーの販路解明 都内で10枚販売Excite エキサイト : 社会ニュース

 世田谷の一家4人殺害事件で、遺留品がどこで販売されたのかを解明する作業が続いているという記事。
 遺留品の販路を解明する捜査というのは、従来からある捜査形態で、これによって、販売元を突き止め、販売元から犯人とおぼしき人物の情報を得ることに目的があります。
 昔は、対面販売があたりまえであり、販売する方も、見慣れない人に売ったのか、顔見知りの人に売ったのか、ある程度分かっていたのだと思いますが、現代のスーパーでの販売でそのようなことを期待することはできるのでしょうか?
 本日付日経新聞で堺屋太一氏が、戦後を総括しておりましたが、その中で、
 「大都会では生活と職場が分断され、買い物は情報のやりとりをともないわない『無言の取引』というべき流通制度に変わった。無言の取引には何の楽しみもない」
と述べているところがありました。
 確かに、自分が子どものころは、母親に買い物に連れて行ってもらっていたとき、母親が知り合いと世間話をしており、実に子どもとしては退屈であったのですが、今になってみると、それが、「情報のやりとりをともなう買い物」であったのですね。
 無言の取引に変わってしまった現在の流通制度下で、従来型の捜査がどこまで通用するのか、核心に近づくことは出来ても、核心を掴むことは結構困難なのではないかなとの感を強くいたしました。

人気blogランキング 法律・法学部門4位(記事掲載時)
-現在のランキングについては、こちらをクリックしてください.(こちらをクリックしていただくと当ブログのポイントがあがります)
[PR]
by cuts | 2005-08-01 14:31 | 刑事弁護