主に千葉県における刑事弁護など


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覚せい剤9グラムの所持はどのように警察に見られるか

本日の参考記事
<中村銀之助>覚せい剤所持容疑で現行犯逮捕 警視庁 Excite エキサイト : 社会ニュース

 覚せい剤所持罪には、
  単純所持ー法律で定められた刑は「懲役10年以下」
  営利目的所持ー法律で定められた刑は「懲役1年以上20年以下(場合によっては500万円以下の罰金)」
という二種類があります.
 自己使用の目的であれば、「単純所持」ということになりますが、人に販売する目的で所持していた場合は、「営利目的所持」ということになり、刑がかなり重くなるのです。
 この二つの犯罪のどちらが成立するかというのは、本人の自白もさることながら、所持していた覚せい剤の量やその所持の仕方などがポイントとされます.
 「覚せい剤の1回の使用の通常量は0.03グラム」というのが裁判では前提とされています.もちろん、覚せい剤の使用の初心者なのか、濫用者なのかによって、1回の使用量というのは異なってくるでしょうから、あくまで0.03グラムというのは目安ですが、参考にはなります.
 本日の参考記事では、発見された覚せい剤が9グラムということですが、これは自己使用目的であるというにはかなり多い量であり、1回の使用量が相当に多いのか?、自己使用目的ではないのではないか?という見方を警察がしてもおかしくはありません。 
 刑事の弁護人としても、この点を被疑者から聴取した上で、被疑者の主張が合理的である(少なくとも不合理ではない)という主張をしていくことになります。
 単純所持で当初逮捕されても、捜査機関というのは、重い犯罪での起訴を常に狙っており、証拠が集まれば営利目的所持で起訴するということもありえますので、この点の攻防が刑事弁護としては焦点になってきます.

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by cuts | 2005-08-06 09:08 | 刑事弁護