主に千葉県における刑事弁護など


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心神耗弱とはなにか

本日の参考記事→
宇治小侵入の男に懲役3年 「心神耗弱」Excite エキサイト : 社会ニュース

 刑罰を科すには、犯罪が成立する必要があります。
 犯罪が成立するための一つの条件に責任能力というのがあります。
  「心神喪失」なら無罪
  「心神耗弱」なら刑を減軽する、つまり刑を軽くすることとされています。
 「心神耗弱」とは
 精神の障害によって事物の理非善悪を弁識する能力または弁識に従って行動する能力が著しく減少している場合、とされています(判例)。
 定義が難しいですね。
 簡単に言うと、
 きちんと物事を認識してそれがこの世で間違ったこととされているのかどうかがはっきりと分かる能力
 又は
 その認識に従って行動する能力
がかなり減少している場合が心神耗弱です。
 責任能力に問題のある事案は、裁判ではどのような流れで進むかというと、
  1) まず、法廷で弁護人から責任能力に問題有りとの主張がある
  2) 提出された証拠から、被告人の犯行時の責任能力をチェックする
  検察官は、簡易鑑定を捜査段階で実施しているので、その鑑定書が提出されることが多いです。
  3) 被告人質問を実施し、現在の被告人の状況や犯行時の責任能力をチェックする
  4) 被告人質問が終わった段階で、鑑定請求がなされることが多いので、問題のある事案については鑑定を実施する。
 という感じです。
 裁判官は、鑑定意見を参考にして、心神喪失なのか心神耗弱なのかそれとも完全責任能力なのかを判断していくことになります。
  
 
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by cuts | 2005-08-08 13:18 | 刑事弁護