主に千葉県における刑事弁護など


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宴の後

本日の参考記事→選挙違反25件を摘発 全国の警察本部Excite エキサイト : 社会ニュース

 選挙がようやく終わりました。
 衆議院が解散されてから、新聞社も選挙態勢で望んでおり、記事も連日「日本の今後は!」みたいなものが続き、いささか食傷気味でした。
 本日の新聞記事は選挙一色で、誰が当選したとか、選挙当落のエピソードだとかあまり新聞社によって特色のでようのない記事ばかり。
 世の中に事件は起こっているのでしょうが、記者が記事を書かなければ新聞には載らないという当たり前のことを認識しました。
 
 さて、選挙という宴の後には、全国の警察本部がてぐすね引いて待っています。
 それにしても会社のコンプライアンス(法令順守)が叫ばれる世の中で、議員さん(ないしは議員候補者)のコンプライアンスは一向に進まないのですね。
 選挙の後について回るこの公職選挙法違反の記事は、議員さんたちの法令順守の進展がないことを示しています。
 公職選挙法違反というのは、違反ケースにもよりますが、たとえば、買収ということになると、
 ・買収を発案・指示した人
 ・買収を実行する人
と関係者が多数に上り、このうちどこまでを逮捕して、どこまで調べるのかというのが警察の腕の見せ所です。
 さらに、買収された人(またはされかけた人)をも調べねばならず、捜査機関は一時的にかなり負荷のかかる事件を担当しなければなりません。
 弁護側でも、大量に人が逮捕されるため、分担して弁護を担当しないととてもやりきれないというのが現状のようです。
 公職選挙法違反事件がくる弁護士は、政治家とのつきあいがそれなりにある法律事務所か、その法律事務所から依頼される弁護士ということになります。

 ところで、コンプライアンスついでにいうと、今回当選した人の中には、刑事事件を過去に起こした人がいますね。現在公判中の方とか、執行猶予中の方とか、すでに実刑を受けて刑を終えた方とかいろいろいらっしゃいます。
 弁護士を含む法曹の業界では、刑事事件で罰金を超える刑、つまり正式裁判になってしまって有罪判決を受けた場合、執行猶予がついても資格を失ってしまいますから、復帰というのは絶望的なのですが、国会議員の方はそのようなことはなく、被選挙権さえ停止されなければ、議員になることが可能です。
 是非、刑事事件の被告人になった経験を生かして、よりよい刑事事件となるよう尽力いただきたいところです。

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by cuts | 2005-09-12 07:21 | 刑事弁護