主に千葉県における刑事弁護など


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裁判所もセキュリティ対策が必要か

本日の参考記事→札幌高裁で刃物男暴れ逮捕 警察官と男が腕や顔にけがExcite エキサイト : 社会ニュース

 オウムの関係で教団の信徒が大量に逮捕されるまで、裁判所はどこでもフリーパスで、特に何をいわれることもなく入れました。
 オウム事件が起こって、裁判所も標的になる可能性があるとなって、オウム事件が係属している裁判所はセキュリティ対策に乗り出しました。
 東京地裁&高裁は、入り口を正面玄関からのひとつにし、法曹関係者を除いて、一般人は金属探知機で荷物をチェックするという体制をしき、それは今でも続いています。
 ただ、おそらくここまでの体制をしいているのはここだけで、同じ東京地裁でも八王子支部では、入り口のところに案内の職員が座っているだけで、出入りには何もいわれません。
 千葉地裁でも、オウム事件が一時期係属していたことがあり、このときは3つある入り口の2つを閉鎖。残りひとつで集中的に管理していましたが、オウム事件の裁判があるときだけ金属探知機を使用していました。
 今ではオウム事件もありませんから、基本的にはフリーパスです。
 今では、暴力団関係者が多数集まりそうな事件のときなどに、入り口の一部閉鎖&金属探知をしているようですが、ごく例外的です。
 裁判所に来る人は、トラブルを抱えている人が多いですから、セキュリティ対策ばっちりかと思いきや、実態はそうでもありません。
 これはひとつには、裁判所の職員がセキュリティ対策に常時使用できるほどいないということもあると思います。やはり予算がないとお役所は動けませんから。
 裁判所で傷害とか包丁もって入ったとかは、まれにニュースとして報道されますが、数としては多いわけではなく、裁判所自体がセキュリティ対策に走るまでの危機感に至っていないのでしょう。
 ただ、裁判所も事件ごとには警備を強化しています。
 これは何かあるかもしれないと予想される事件については、普段事務職や書記官をしている人間を動員して、法廷の内外に配置し、無線で連絡を取りながら、警備にあたるという姿は結構よく見ます。
 参考記事のケースも、エキサイトニュースでは書かれていないのですが、朝日新聞などによると、職員6名が警備に当たっていたとのことであり、警戒されていたケースではあったようです。 
 職員は、普段事務職やら書記官さんですから、包丁まで出した人間を取り押さえるのは非常に怖かったと思います。
 こういう事件がこれからも続くのどうか、裁判所で働くことの多い人間としては心配なところです。

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by cuts | 2005-09-14 07:13 | 民事裁判