主に千葉県における刑事弁護など


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15件の余罪?

本日の参考記事→シャープ課長を逮捕 女性にふん尿、15件かExcite エキサイト : 社会ニュース

 女性に対して糞尿をかけるとは、これまたあまりみかけない犯罪行為ですが、こういうことが楽しい大人もいるのでしょうか。
 そういえば、子ども(特に男の子)は、ある時期糞尿など汚いものに異常に興味を持つ時期がありますね。そういうのが大人まで引きづられてしまったしょうか。心理学の世界など私には門外漢でわかりかねますが・・・。
 ところで、今回のケースでは、
  今月13日 犯罪行為
     15日 逮捕
となっており、現行犯ではないようです。
 課長さんが自分の車で犯行を行ったとあるので、多分被害者か目撃者が車のナンバーを見ており、そこから車の所有者(=課長)を割り出し、被害者か目撃者が、この人(=課長)が犯人です!と供述したか、または、課長を任意で聴取して自白し、その裏づけが取れたかどちらかのパターンで逮捕に至ったものと思われます。
 逮捕は、13日の犯罪行為に対してだけですが、記事では同様の特異な事件が15件もあることから、警察も余罪を追及する見込みと報道しています。
 今回のケースの方がそうかどうかは今の時点ではなんともいえませんが、常習的に犯罪行為に及んでしまうという人はいます。
 多くは、窃盗事件などすが、このような場合、逮捕された被疑事実とは別の被疑事実(=余罪)について、すべて起訴されるわけではありません。
 警察は、余罪についても被疑者を取り調べ、被疑者が認めるのか否か明らかにした上で、ある程度の裏付け捜査をしますが、検察官は、確実な裏づけが取れたもののみを起訴する方針ですので、例えばほかに20件ほど窃盗をしていましたと供述している被疑者の場合であっても、起訴されるのはそのうち2,3件ということはざらです。
 警察は、逮捕段階での発表ではどうしても自分の成果を大きく見せたくなるために、余罪が多い(と思われる)人間を逮捕した!とする傾向が強く、実際に被疑者にあってみると、そんなに余罪があるわけではなかったり、余罪などまったくないというケースもあります。
 刑事弁護人としては、マスコミの報道(=この場合は、警察発表)にひきずられることなく、被疑者の主張に耳を傾けることが大切なのです。
 そうでないと、余罪のところでは冤罪を生む可能性があるからです。


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by cuts | 2005-09-17 08:15 | 刑事弁護