主に千葉県における刑事弁護など


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覚せい剤汚染が議員まで

本日の参考記事→<覚せい剤>愛知7区の民主党前議員、小林容疑者ら3人逮捕Excite エキサイト : 社会ニュース

 小林元議員が自宅で覚せい剤を所持していたということで現行犯逮捕という記事です。
 現行犯逮捕されたのは、警察が自宅を捜索したからです。
 この捜索・差し押さえというのが覚せい剤捜査のひとつのパターンです。
 つまり、
  誰かから該当者が覚せい剤を所持又は使用しているとの情報を探知
  →これを供述調書にし、さらに裏づけ証拠を固める
  →証拠が固まったら、裁判官に捜索差し押さえの許可を得る
  →捜索差し押さえを実行
  →覚せい剤が見つかれば、その場にいたものを現行犯逮捕
というのが、覚せい剤所持の現行犯逮捕に至るまでで、その後、
  警察に被疑者を同行し、尿を提出させる
ことにより、覚せい剤使用の証拠の確保をするわけです(尿からの覚せい剤検出が最有力の証拠になります)。
 尿を任意に提出しない場合は、これまた裁判官の許可が必要ですが、
   強制採尿(医師がカテーテルを尿道に挿入して採尿する)
することが可能です。
 強制採尿にまでいたる人はそう多くはないみたいで、私が担当する覚せい剤使用のケースはほぼ全部尿を任意に提出しています。
 この間、珍しく強制採尿の方がいたので、どのくらい痛いものか聞いてみたのですが、「あんまり痛くなかった」とのことで、今はカテーテルを入れられてもそんなに痛くないのかもしれません。もっとも、その人の強がりである可能性も否定できませんが・・・。
 ところで、どんな薬物を使用するかについては、私の頭の中では
  肉体労働系→覚せい剤
  頭脳労働系→大麻など
というような図式で考えていますが、今回のようなケースを見るとそうもいえなくなったようです。
 覚せい剤というのは、読んで字のごとく、覚醒させるわけで、被疑者・被告人の供述を見ていても、
 「すっきりした」「しゃきっとした」
 「眠くならなくなった」
などと活動することを促す薬物。
 大麻なんかの脱力系薬物とは違うという認識なのですが、日本人は覚せい剤にどうも親和性をもってしまうようです。国民性でしょうか。
 いずれにせよ、議員およびその周辺まで覚せい剤使用が及んでおり、実に深刻な状況にあることがうかがえます。

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by cuts | 2005-09-19 08:04 | 刑事弁護