主に千葉県における刑事弁護など


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マブチ事件がいよいよ動き出す

本日の参考記事→<マブチ妻子殺害>男2人を追及へ 千葉県警 Excite エキサイト : 社会ニュース

 マブチ事件とは、マブチモーター会長方で02年8月、2名が殺害、放火された事件。
 強盗殺人、現住建造物放火の立件が視野に入る事件であり、被害者2名がいずれも殺されていることから、死刑求刑はもちろん、死刑判決も考えられる事件です。
 マブチ事件を県警が立件するのではないかという報道は従前もなされてきたのですが、オレオレ詐欺の仲間割れ殺人事件というこれまた超特大な事件がはいってしまったためか、マブチ事件はいよいよこれから動くということになりました。
 もっとも、記事によれば、「来週にも別の事件の容疑で取り調べる一方、馬渕さん方の事件についても追及する」と完全に別件逮捕宣言をしてしまっているような書き方です。
 別件逮捕というのは、警察が狙っている事件(本件)ではない事件で逮捕して、本件の方を追求するということで、そのような目的が明白な場合は別件逮捕は違法であるとされています。
 これは、一つの事件での逮捕・勾留というのは、最大で23日間しか期限がないわけで、別件逮捕を許してしまいますと 
 別件逮捕で23日
 さらに本件で逮捕して23日
の合計46日の取調が可能となってしまい、法律で23日がマックスですよと決めたことを無意味にしてしまうことになるからです。
 別件逮捕が冤罪の温床となることもあり、刑事の弁護人としては一番神経を使うところです。
 弁護人としては、別件で逮捕されているのに、本件の方をメインで調べていることが分かれば、
 ・本件を調べるのは違法だと警察に抗議
 ・別件逮捕自体が違法だとして、裁判所に異議申立の手段などをする
などが考えられるところです。

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by cuts | 2005-09-24 10:19 | 刑事弁護