主に千葉県における刑事弁護など


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敷地に入っただけなのに「住居侵入」

酔った巡査部長が住居侵入で逮捕されるという記事→Excite エキサイト : 社会ニュース

 巡査部長が立ち入ったのは、敷地だけだったのに住居侵入容疑で逮捕なのか?と思われる方がいるかもしれませんが、
 刑法の「住居」は、
  家屋のほかに 
  壁などによって囲繞された付属地帯
の両方を含みます。
 日常用語だと住居というと家屋だけですが、刑法の住居というのはそれよりも広いのです。
 日常用語の感覚と、法律上の用語が異なることは結構あり、裁判員制度が始まって、裁判員として法律用語と向き合う時に違和感を感じられることも少なくないのでは?と思います。
 ところで、記事によれば、
  ”この巡査部長は容疑を認め「同僚数人と酒を飲んで帰宅中に、不審者がいたから捕まえようとした」などと話しているという。”
ということですが、不審者がいたから捕まえようとしたという主張は、正当な理由で敷地に立ち入ったという主張ですから、自分は住居侵入罪にあたる行為はしていないという主張のように読めます。
 そうだとすれば、容疑は否認しているのではないかと思いますが、実際はどうなのでしょう。
 いずれにせよ、今回の件、単なるお酒での失敗と笑って済ませられる自体でないことだけは間違いないようです。

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by cuts | 2005-10-15 15:54 | 刑事弁護