主に千葉県における刑事弁護など


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刑務所が犯罪者紹介所となるとき

マブチ事件で二人の被疑者を逮捕。二人が知り合ったのは、刑務所というニュース→Excite エキサイト : 社会ニュース

 記事によれば二人とも懲役12年の実刑判決を受けて服役していたという。
 刑務所は、長期受刑者と短期受刑者、犯罪傾向の進んでいないもの(基本的には初犯者)と犯罪傾向の進んでいるもの(再犯者か初犯者でも暴力団関係者)をわけて収容することになっています。
 短期と長期の分かれ目は、8年。
 ですから、懲役12年というのは、長期受刑者に分類されます。
 私も接見でよく通っている千葉刑務所は、既決囚については、犯罪傾向の進んでいない長期受刑者の施設なので、ひょっとしたら二人も千葉刑務所にいたという可能性もありますね。
 ところで、刑務所では受刑者がお互いの連絡先を交換するのは禁止となっています。
 しかし、この禁止を犯して、連絡を取り合い、新たな犯罪をするということはありえます。
 実際に私があたったケースでも、少年院で知り合った、刑務所知り合ったというケースは多くはありませんが、あります。
 こうなると、刑務所が犯罪者養成学校や犯罪者紹介所になりさがってしまいますが、実態を見ると、刑務所では少ない予算で受刑者を管理しており、完全に管理することは不可能だということが背景にあると思います。
 本来、受刑者の更生にあたるべき刑務所を犯罪者紹介所にしないためには、刑務所の職員を増やし、専門家の助力も受けて、ことにあたらざるをえないのではないでしょうか。
 それには、今の刑務所の秘密主義ももっと改善されなければなりませんが・・・。

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by cuts | 2005-10-22 08:09 | 司法制度