主に千葉県における刑事弁護など


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執行猶予中に再度同じ犯罪をしたら

ストーカー規制法違反で執行猶予中の女性が、同様の行為で逮捕されたというニュース
Excite エキサイト : 社会ニュース

 執行猶予というのは、言葉だけからすると、執行を猶予してくれるのかなというところまではわかったような気がするのですが、実際にその内容を正確に把握されてはいないみたいです。
 執行猶予の可能性がある場合は、執行猶予制度の説明をすることになりますが、最初に、  「執行猶予という制度があるのですが、わかりますか?」
と聞くと、わかったようなわからないようなという反応が返ってくることが多いです(中には、房の中でしっかり学習されている方もいますが)。
 懲役1年執行猶予3年という刑があるとすれば、
1  身体を拘束されているときは、即日釈放され
2  執行猶予期間(例では3年)に犯罪を犯さなければ、刑務所に行くことはありません。

 では、 執行猶予期間に犯罪を行った場合は、どうなるのでしょう。
 後で犯した犯罪が実刑の場合は、執行猶予が取り消されます。そうなると、「懲役1年」+後で犯した犯罪の刑が現実となり、かえって長く刑務所に行かなければならなくなります。
 特別な情状があるときは、後で犯した犯罪についても執行猶予がつくことがあります(これを「再度の執行猶予」といいます)。
 地裁の裁判官は再度の執行猶予をつけてくれることはほとんどないというのが感想です。
 執行猶予期間中に再度同じことをしたら、執行猶予をとることはまず難しいよと説明せざるを得ないのが現状です。

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by cuts | 2005-10-28 06:54 | 刑事弁護