主に千葉県における刑事弁護など


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女性房の最近の状況

千葉県で女子高生が監禁されたというニュース
Excite エキサイト : 社会ニュース

 この事件、共犯として逮捕された一人は成人男性ですが、もう一人は少年の女性です。
 「少年の女性」というのはなんだかおかしいように聞こえるかもしれませんが、法律上は、20歳未満のものは男性も女性も「少年」なので、成人と対比する意味で、少年と呼んでいます。
 少年の女性被疑者ということで、女性房の現状についてふと思い当たりました。
 今、女性房は満杯状態が続いているのです。
 警察が逮捕しますと、警察の留置所に被疑者を拘束します。
 裁判所が勾留を認めた場合も、引き続き警察の留置所にて拘束されることが常態です。
 警察の留置所では、男性房と女性房は当然別れておりますし、成人と少年もわかれております。
 もっとも、すべての警察署が女性房、少年房を持っているわけではないので、そういう場合は、そういう設備をもっている警察署に勾留することになります。
 ところが、女性房がいっぱいなのです。
 これは拘置所の女性房がいっぱいで警察から動かせないからです。
 拘置所の女性房がいっぱいなのは、女性刑務所がいっぱいだからです。
 実刑をうける女性が多くなり、その関係で女性刑務所の人員が空かない
→拘置所で裁判を終えて刑務所に行く女性が、刑務所にいけず拘置所内で刑務作業をしている
→本来、裁判のために拘置所に移監されるべき女性が警察に勾留されたままになる
→警察の留置施設に空きが出ないと、逮捕すべき事件で逮捕できなくなり捜査に支障が出る
というような悪循環がおきつつあります。
 いやもうおきているのかもしれません。
 この辺は弁護士からはうかがい知れませんので。
 東京都は数年前にこのような不備を解消すべく留置専門施設を作っていましたが、千葉県は財政が危機状態だからかそのような施設を作るという話はまったく聞こえてきません。

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by cuts | 2005-11-03 16:39 | 刑事弁護