主に千葉県における刑事弁護など


by cuts
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

放火は重大犯罪である

NHK記者が放火未遂容疑で逮捕というニュース
Excite エキサイト : 社会ニュース

放火は重罪です。
放火の法定刑は、放火した物によってわかれており、
 現住建造物(現に人が居住し又は現に人がいる場合)→懲役5年以上、無期又は死刑
 非現住建造物((現に人が居住していない、かつ現に人がいない場合)→懲役2年以上
 それ以外もの→懲役1年以上10年以下
となっています。
 現住建造物は、殺人と法定刑が同じですから、放火がいかに思いかがお分かりいただけるかと思います。
 木造家屋が多い日本では火の回りが速く、多数の死傷者を出すことが多かったことを考慮してでしょう。
 もっとも、放火というのは、殺人に比べて動機が不鮮明というか、なんでその動機で放火をするのかが周囲からみてよくわからないというケースはありまして、責任能力が問題となることがときどきあります。
 連続放火となると、その点がよりいっそう問題となってくるでしょう。
 引用記事中でも、県警が「責任能力について医師から話をきくなどしてあると判断した」との記載がありますが、これは責任能力がやはり問題となることが多いからです。
 ところで、今回のケース、NHK職員ということで、識者コメントが「職員個人の犯罪とはいえ、NHKの体質が根本的に変わっていないことが温床になっていると思う。」となっていますが、今の情報が何もない段階でこのコメントは早すぎるのではないかと思います。
 職場環境が犯罪誘発にまったく影響しなかったとはいえないでしょうが、放火が特異な犯罪であることを考えると、「温床になった」は言い過ぎではと思います。それなら、NHK自体が犯罪者の温床になってしまいかねませんから。

人気blogランキング 法律・法学部門10位(記事掲載時)
-現在のランキングについては、こちらをクリックしてください.(こちらをクリックしていただくと当ブログのポイントがあがります)
[PR]
by cuts | 2005-11-06 07:34 | 刑事弁護