主に千葉県における刑事弁護など


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保護観察制度の改革はこれからさらに進むか

保護観察で行方不明になっている者の調査を警察も協力という記事
Excite エキサイト : 社会ニュース

 愛知県安城市の幼児殺傷事件をきっかけとして保護観察行政のあり方が問われました。
 同事件は、保護観察中で更生保護施設に貼っていた男性が事件を起こしてしまったからです。
 厳罰化を推進するには、刑務所などが過剰収容になるので、税金などのコストが必要になりますし、更生行政をうまく進めないと刑務所がかえって犯罪者学校に変わってしまいます(詳しくは→「厳罰化政策のリスク」)。
 現在で保護観察中の行方不明者は約1500人(全保護観察者の6%)。
 行方不明者は「観察」できませんから、これらの人たちには保護観察は有名無実化しているといえるでしょう。
 今までは、保護観察所が行方不明者を探していたということですが、保護観察所にはそのようなマンパワーがありませんから、結局大半は探せなかったで終わっていたのだと思います。
 あらたな仕組みでは、
”保護観察中の仮出所者や執行猶予者が所在不明になった場合、保護観察所が都道府県警に通知し、所在調査への協力を要請する。”
 ということで、警察の協力が得られるようになったわけで、一歩前進とはいえるでしょう。
 ただ、行方不明者の所在を判明させるという、あくまで保護観察の実をあげるための前提についての前進ですから、さらなる改革が必要となってくるでしょうね。

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by cuts | 2005-11-16 07:30 | 刑事弁護