主に千葉県における刑事弁護など


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非弁報酬3億、弁護士の収入はどのくらいか

西村議員非弁事件、非弁報酬は3億円
Excite エキサイト : 社会ニュース

 記事からは、3億円の報酬がいつからいつまでなのかちょっとはっきりしないのですが、多分1998年から2004年までという趣旨なのかと思います。
 そうだとすれば、6年間で3億円ですから、年間5000万円。
 これを交通事故示談だけで稼いでいたとすれば、普通の法律事務所よりも稼ぎがよい。
 日弁連の2000年の調査によれば、全弁護士の平均値は
  収入(いわゆる売り上げにあたる)=3793万円
  経費=2207万円
  所得(いわゆる利益にあたる)=1701万円
でしたから、5000万円の収入は全弁護士平均よりも1000万円以上、上回っています。
 しかもこの5000万円、交通事故示談だけで稼いでいます。
 任意保険に加入していれば、加害者側は任意保険会社が示談代行を行いますから、ほとんど被害者側の「代理人」として暗躍していたということでしょう。
 少なくとも千葉で見ている限り、交通事故の被害者側だけでそのような収入を得ているというところは聞いたことがありません。
 これほど被害者側の仕事を集めることができた営業力。
 もちろん、それを可能にしたのは、「法律事務所」の看板なのでしょうが、ちょっと不思議です。
 あと報酬が1割ということであれば、弁護士報酬の相場としてはそんなものかなというところです。
 日弁連発行の弁護士報酬のリーフレットによると、1000万円請求の交通事故で
 着手金を30万円とする弁護士が24%、50万円とする弁護士が31%で、
 報酬は、100万円とする弁護士が51%、80万円とする弁護士が27%でした。
 もっとも、弁護士に持ち込まれる事案は、多かれ少なかれ問題を抱えた事案ですし、上記はあくまで訴訟をしたという前提なので、何も問題がない事案で報酬1割はとりすぎというのが私の感覚です。
 報酬5割というようなケースもあったようですが、いくらなんでもそれはとりすぎです。

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by cuts | 2005-12-01 06:40 | 刑事弁護