主に千葉県における刑事弁護など


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簡裁でなぜ間違いが起きたのか

検察庁間違えて起訴、簡易裁判所もそれを見過ごす
Excite エキサイト : 社会ニュース

 運転免許条件違反しか成立しない犯罪を誤って無免許運転罪で起訴、簡易裁判所もそれを見過ごして罰金命令をだしてしまったというニュース。
 簡易裁判所でのミスですが、しばしば報道されますね。
 略式罰金の事件は、被疑者が弁護人を自費で依頼していなければ、弁護人が関与することはありません(国選弁護人の制度は略式罰金ではありません)。
 略式罰金事案では、被疑者がその処罰に同意していないとできませんから、被疑者としてはもう処罰でしかたないやとあきらめてしまっているわけです。罰金も支払うのに、弁護士費用までさらに支払うのは経済的に損ではないかと考えてしまうのも無理はない話しですから、弁護士を依頼しないのも仕方ないことです。
 しかし、このような略式罰金の事案ではミスがそこそこ存在している可能性が大ですね。
 簡易裁判所の裁判官は、司法試験を合格していなくてもなることができます。例えば、裁判所の職員である書記官からのルートもあります。また、地裁・高裁の裁判官の定年は65歳なのに、簡裁は70歳ですから、地裁を定年で退職して、簡裁の判事になる方もいます。
いままで地裁で民事しかやったことがないという裁判官が、簡裁で刑事も担当することに名ということもあるわけです。
 簡易裁判所の裁判官の資質にもこのような事件を招く素地がないか検討する必要があるでしょう。

”総排気量360CC以下の車しか運転できない免許を持っている人が、軽四自動車(660CC以下)を運転したのが無免許運転罪に当たるのか、運転免許条件違反なのか”
という問題は、そう出てくる法律上の問題ではないので、即断できる人は少ないのではないでしょうか。
 それを、警察がそう処理したから間違いないだろう、検察が処理したから間違いないだろうという気持ちで安易に通してしまったのがミスなのだと思います。じっくりと調べれば、わかったはずですが、その気持ちがなかったのか、調べてもわからなかったのか・・・。
 いずれにせよ気をつけなければならないですね。

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by cuts | 2005-12-14 06:46 | 刑事弁護