主に千葉県における刑事弁護など


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川崎マンション投げ落とし事件、小3男児事件ではなぜ今逮捕しないのか

川崎マンション投げ落とし事件関係で、殺人未遂の疑いで男性を逮捕
Excite エキサイト : 社会ニュース

川崎マンション投げ落とし事件では、
 3月20日 小3男児の投げ落とし事件(殺人事件?)

 3月29日 女性清掃員の投げ落とし未遂事件(殺人未遂事件)
があり、
 今回の報道は、3月29日の殺人未遂事件で出頭してきた男性を逮捕したというものです。

 男性は、小3男児の事件についても「殺そうと思って投げ落とした」と供述しているということで、これなら殺人事件でも逮捕できるのになぜしないのか?という疑問が生じるかもしれません。

 刑事事件での逮捕は、事件ごとに行わなければならないことになっています(事件単位の原則)。
 しかも逮捕するには、被疑者が「自分がやりました」と自白するだけでは足りません。
 その自白がある程度の裏づけが取れて信用できるものだというところまでの証拠がないと逮捕できないのです。

 女性清掃員の投げ落とし未遂事件では、被害者(女性清掃員)が「犯人はこの人に間違いないです」などといえば、被疑者の自白を補強することになりますので、逮捕が可能になったものと思います。

 小3男児の事件は、殺人行為そのものを目撃した人は今となっては被疑者しかなく、被疑者の自白があっても、それが信用できるものか否か慎重に検討する必要があるので、その検討を終えた後、信用があるとすれば逮捕にふみきると思われます。

人気blogランキング 法律・法学部門62位(記事掲載時)



 
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by cuts | 2006-04-02 07:17 | 刑事弁護