主に千葉県における刑事弁護など


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13歳の少年はなぜ逮捕できない?

13歳の弟が、高校1年生の兄をけんかで死なせてしまった事件
Excite エキサイト : 社会ニュース

 この事件で、弟は「補導された」となっていて、逮捕されたとはなっていません。
 どうして逮捕されないんだと思った方もおられることでしょう。

 13歳の少年は逮捕できません。
 逮捕自体が法律で許されていないからです。
 逮捕するには、犯罪が行われたという疑いが必要ですが、 刑法で、”14歳未満の行為は犯罪が成立しない”となっており、「罪を犯した」ことになりません。
 つまり、「犯罪」にはならないのです。

 こういう場合は、「犯罪」にはならないけれど、法律に触れた行為はしているので、「触法」という言い方をします。
 ですから、何ら処分がないということではありません。

 少年法では、「14歳に満たないで刑罰法令に触れる行為をした少年」は、児童相談所長から送致を受けた場合は、家庭裁判所で少年を審判に付することができることになっています(少年法3条)。

 児童福祉法では、
 「要保護児童を発見した者は、児童相談所等を介して児童相談所等に通告しなければならない。」と規定されており(児童福祉法25条)、この規定に基づいて通告するということになりそうです。
 警察は補導したあと、この通告の手続きをとるようになるのではないでしょうか。
 
 なお、少年補導については、警察庁がホームページで詳しく解説していました(→こちら

人気blogランキング 法律・法学部門31位(記事掲載時)
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by cuts | 2006-04-16 08:41 | 刑事弁護