主に千葉県における刑事弁護など


by cuts
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

実刑1年といっても、未決が引かれて1年はいきません

騒音を出したことによる傷害罪で実刑1年の判決
Excite エキサイト : 社会ニュース

 懲役1年の実刑判決を出したということですが、これから実際に1年間いくのかというとそういうわけではないはずです。

 通常、実刑判決というのは、こんな風に宣告されます
「被告人を懲役1年に処する
 未決勾留日数中〇日をその刑に算入する」

 通常の報道では、この、「被告人を懲役1年に処する」の部分だけ報道され、「未決勾留日数中〇日をその刑に算入する」というのは報道されません。

 未決勾留日数というのは、判決がでるまでの間に勾留されている日数です。
 その間の何日を実刑から差し引くのかを裁判所が決めるわけです。

 たとえば、2月1日から勾留されて、4月1日に判決があった場合、2月1日から4月1日まで勾留されているのですから、未決勾留日数は60日になります。
 この60日を全部算入するということは通常はありません。
 通常は3分の1から2分の1くらいのところです。

 この未決勾留日数の算入があるはずなので、「懲役1年の実刑」と報道されていても、そこから引かれる日数がありますので、1年間懲役に服するわけではないということになります。

人気blogランキング 法律・法学部門35位(記事掲載時)

 
[PR]
by cuts | 2006-04-22 09:37 | 刑事弁護