主に千葉県における刑事弁護など


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現代の家庭内暴力

人気blogランキング 法律・法学部門38位(記事掲載時)

2歳の自分の子どもを殴り死なしとして母親を逮捕
Excite エキサイト : 社会ニュース

 家庭内暴力の事件です。
 家庭内暴力といえば、その昔は、思春期以上の子どもが親を殴ることを示していました。
 いまでもそのようなケースはあるのでしょうね。
 でもあまり目立たないというか、少なくともマスコミに取り上げられるにはいたっていない。
 今では、親が子どもを殴って、死なせてしまうケースが大きく取り上げられています。

 児童相談所の機能を強化するとか、児童相談所への通報を義務付けようなどという対策は立てられて立法化もされていますが、このような事件がなかなか収まりません。
 ひとつには、子育ての負担が母親とか特定の人に集中してしまうんでしょうね。
 私が子どものころは、兄弟が多かったせいかもあるのでしょうが、結構放ったらかしで育てられていましたが、今では、放ったらかしでは誰に狙われるかもしれないという世の中ですから、親が見ていないとというプレッシャーがはるかに強い世の中だと思います。

 傷害致死事件で起訴されて、さしたるよい情状もないということですと、懲役6年とか7年の実刑ということもありえますから(私が担当したケースでその位の量刑のものもありました)、家庭はそれだけで崩壊です。
 それは誰から見ても損失のはずですが、それでもこのような事件が続いていく・・・
 現代社会の負の側面というほかはありません。

 ところで、本件の記事の見出しは、「殴り死なす」というちょっと変な日本語を使っています。
「殴り殺す」が普通だと思いますが、これだと殺人罪のように読める(本件の容疑は傷害致死)ので、「殴り死なす」という表現を使っているのでしょう。

 
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by cuts | 2006-05-07 09:02 | 刑事弁護