主に千葉県における刑事弁護など


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司法解剖の役割

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死亡女児の遺体に頭蓋骨骨折のほかに皮下出血あることがわかるという報道
Excite エキサイト : 社会ニュース

 秋田男児殺害事件の被疑者が、自分の娘を殺害したのではないかという殺人容疑で再逮捕されております。

 その関連で、死亡女児の遺体の状況が警察あたりからリークされてきているのでしょうが、記事には、「遺体に多数の皮下出血があることも分かった」と書いてありますが、遺体はすでに火葬にふされて葬られているわけですから、これらはすでに警察にとってはわかっていたことのはずです。
 この死亡女児については、警察は当初事故死と見ており、事件性はないと判断していました。

変死の疑いの有る死体というものは、警察官が検視というものをします。
ここで事件性があるかどうかふるいにかけるわけです。
検視というのは、鑑定とは違いますから、解剖はしません。
遺体の外表を検査して、どこに傷があるかということを見るわけです。
検視して、これは事故であって、事件性がないとなれば、警察のほうの捜査はそれ以上進みません。
今回のケースそのような経緯をたどったのではないかと思います。

事件性を疑えば、司法解剖に付して、死因を究明し、事件性があったか否かをより究明できたはずですが。

司法解剖に付される率は諸外国に比べて日本は低いようです。
司法解剖に付されるまでにはさまざまな問題があるようです。

この点については、千葉大学法医学教室ほホームページ柳原三佳「死因究明」が参考になります。
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by cuts | 2006-07-17 06:31 | 刑事弁護