主に千葉県における刑事弁護など


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極楽とんぼ、山本事件、刑事事件としてどうみるか

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極楽とんぼ、山本、来週にも任意で再聴取という記事
Excite エキサイト : 社会ニュース

 この事件、吉本興業から山本が解雇されていることからもわかるように、山本に法律違反があり、それに弁解の余地がないのは明らか。
 吉本興業のコンプライアンス(法令順守)の立場からすれば、解雇も法律上は許容されうるというべきでしょう。

 ところで、報道では、「北海道函館市内のホテルで、無職少女(17)に性的暴行を加えた疑いがある」となっています。
 まず、「性的暴行」という表現は、通常、強姦罪を指す報道用語と思われますので(強制わいせつもありえますが、あとは一応すべて強姦罪ということで書きます)、強姦罪で17歳の女性は被害届けを提出、警察はその容疑で捜査していると見ることができるでしょう。
 強姦罪は重大犯罪ですので、警察が容疑があると見れば、令状をとって逮捕となるはずですが、来週にも任意で事情聴取という報道がされているくらいですから、まだ逮捕はされていない。
 これは、警察が慎重に17歳の女性の供述の裏づけをとっているからと見るべきでしょう。
 
 強姦罪が成立するには、被害者側に合意がなかったことが必要です。
 被害者側に合意があれば、強姦罪としては成り立ちません。
 今回のケースでは、ホテルに行っているようですし、このホテルに連れて行った経緯や、ホテルの中でどのような行為をされたのかというところが、強姦罪の成否に影響を与えてくるところです。

 「同署は、少女から17日に被害届けを受け、同日午前~夕方まで山本さんから事情聴取した。さらに、暴行が行われたとされるホテルで実況見分を行い、関係者から話を聴いている」という報道なので、これらの一連の捜査により方針は決めてくると思われます。

 合意がなければ強姦罪で逮捕状を取りにいくでしょう。
 合意がなければどうか。
 これが成人女性とであれば、なんら犯罪になりませんが、17歳女性だったということで、事情にもよりますが児童買春に問われる可能性もあります。

 なお、未成年者に飲酒させるのは「未成年者飲酒禁止法」違反の行為ですが、罰則が営業者が未成年者にお酒を販売や供与させた場合しか罰則がありませんので、このケースでは刑事事件としては立件されようがありません。
 
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by cuts | 2006-07-21 06:46 | 刑事弁護