主に千葉県における刑事弁護など


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裁判所で証人尋問をすると、裁判所が「尋問調書」というものを作成することとなっています.
 尋問はあくまで口頭で答える手続ですので、その記録が尋問調書なのです.
 尋問調書の作成の責任者は、裁判所書記官ということになっています。
 比較的軽微な事件においては、書記官がテープで録音を取りながら、メモを取り、それを期日後に書記官室で起こしながら完成させています。
 多少複雑な事件になると、書記官のほかに速記官が入り、速記をとります。
 ただ、近年は裁判所が速記官の要請を中止し、テープ起こしの業者に外注する方法が多くなってきています.
 できあがった尋問調書は、裁判官の決済を経て、正式に「調書」となります。
 このような作業を経るため、正式な調書として閲覧できるには、尋問を行った日から1週間以上の期間が必要なのが通常で、連日期日を入れるということが難しい原因の一つと言われています.
 これが当たり前と思っていたのですが、なんと台湾では尋問調書は、公判が行われているときに同時に作成され、公判が終了したときには、できあがっています。
 台湾の法廷では、書記官はもちろん、裁判官、検察官、弁護人さらには、被告人、証人にいたるまでコンピューターのモニター画面があり、その場で書記官が打ち込む文字を見る事ができるのです。書記官がものすごいスピードでキーボードをたたいても、口頭の尋問の方が速いですから、質問ー答えの後に若干のポーズを置いてはいますが、比較的スムースに尋問が流れます(中国語がわかるわけではないのですが、そのように聞こえてました)。裁判官は、尋問の途中で、尋問をとめながら字句の訂正なんかもしていました。このような方法でやれば尋問の終わりには、調書ができているわけで、尋問終了時にはプリントアウトする音が聞こえていました.
 台湾でもできるのであれば、日本の裁判所でもできそうなものですが、そのような動きはないようです。
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# by cuts | 2005-05-26 07:21 | 司法制度

保護観察の問題

Excite エキサイト : 主要ニュース

 今朝の新聞に保護司の定員割れが生じているニュースが出ていました.
 また、保護観察中の人間が犯罪を起こしたということで、問題があるという報道も見られます.
 私は、司法修習生(弁護士になる前の見習い期間)には保護観察官や保護司にはお会いしたことはありますが、残念ながら弁護士になってからは業務の関係でお会いしたことはありませんね。
 刑事弁護をやっていても、保護観察というのは、裁判所が保護観察付執行猶予を言い渡した(成人の場合)とか、少年に対して保護観察処分を言い渡されたというその言い渡しのイメージだけで、その後の被告人や少年の「更生」の領域である保護観察の領域にまで踏み込んでいる弁護士は少ないのではないでしょうか.
 事件を起こした被告人が、前の刑で保護観察中で、保護司のところにほとんど行っていなかったという証拠を検察官が出してくることがあるのですが、保護観察所も本人を探そうという以上のことはしておらず、執行猶予の取り消しという手段には訴えないんだなあと思ってみておりました。
 ここにきて保護観察の問題が噴出して世論の突き上げにあっているというような状態ということでしょうか.
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# by cuts | 2005-05-25 07:05 | 司法制度

検察の支配力

「アメリカ人の見た日本の検察制度」という本を読んでいます(ディビッド・T・ジョンソン著)。
 冒頭で、「日本のあらゆる組織の中で、検察ほど人の生命、自由、評判に対し強大な支配力を有するところはない」という命題が立てられています。
 日ごろ、刑事弁護や犯罪被害者の代理人としての業務で感じていたことが、明確な言葉になって表れたーそんな気がして衝動買いをしてしまいました。
 弁護士の仕事は、この「強大な支配力」の逸脱を許さないよう、権力行使のチェックをしていくことにあることを、本書にて改めて思い起こしました。
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# by cuts | 2005-05-24 07:08 | 司法制度

全国交通事故遺族の会

 犯罪被害者の存在は、日本の刑事手続の中で不当に低い地位に置かれてきました.
 手元にある刑事政策の教科書(森下忠著;刑事政策大綱1996年出版)は、全部で約400ページありますが、そのうち20ページのみが犯罪被害者についての記述で、しかもその内容は、「被害者補償」に関してだけです.
 2000年には刑事訴訟法等が改正され、犯罪被害者にも法律上一定の地位が認められるようにはなりましたが、まだまだ犯罪被害者の地位が改善されたとは到底いえません.
 昨日5月22日(日)に全国交通事故遺族の会の総会に参加させていただきました.
 交通事故でご家族を亡くされた遺族の集まりとして、平成3年に創設された会で、日本の犯罪被害者団体でも草分け的存在ではないでしょうか.
 近年、毎年1回は参加させていただいておりますが、警察や検察、裁判所への不満は 相当なものがあります(もちろん、弁護士への苦言もあります).
 このような声に耳を傾けなければならないなと思います.
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# by cuts | 2005-05-23 07:53 | 犯罪被害
 昨日、朝日新聞にある合板業界の会社社長のインタビュー記事が載っていました.
 その社長は、当初弁護士を目指して、司法試験を受験したのですが、結局失敗して、同社に入社したということでした。
 弁護士を目指した理由を「国選弁護人になって、社会的に弱い人を側面から支援する形で社会的に貢献ができればと思っていました」と話していました.
 弁護士になってこの方10年経ち、国選弁護の件数はおそらく500件以上やりました.
 「社会的に弱い人を側面から支援」したかどうかといわれれば、はなはなだ心もとない限りです.
 起訴された事実を被告人が認めている場合、国選弁護人として被告人に面会する回数は、私の場合、基本的に2~3回程度(重大事件でない場合)。1回について面会時間は30~60分程度ですし、弁護人にできることは限られています.
 以前、弁護をして実刑になった被告人が、再度犯罪を行い、また自分が国選弁護人に着くこともあります.
 そんなときはちょっと複雑な気持ちです.
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# by cuts | 2005-05-22 08:09 | 刑事弁護

土曜日

 土・日は事務所は休みとさせていただいております。
 当事務所の執務時間は、平日午前9時15分から午後5時15分ですが、この間に 
  初めての方のための法律相談
  継続して受任している事件の打合せ
など、面接や電話でのやりとりをし、さらに、
  事務局への指示や教育
も行いますし、
  各裁判所への出頭や現地見分
といった出張もありますので、平日の執務時間が慌しく過ぎ去ってしまいます.
 これらのことをしていると、
  弁護士でしか書くことができない法律上の問題を扱う書面の起案
  法律や判例のリサーチ(調査)
などは、執務時間内ではできませんので、いきおい執務時間外でこなすこととなります。
 土・日は、家庭内での家族の時間の合間にそのようなことをしています(家族にとっては迷惑かもしれませんが)。 
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# by cuts | 2005-05-21 07:53 | その他

当番弁護士の費用

 当番弁護士は、被疑者が逮捕・勾留されている場所まで接見に行きます。
 当番弁護士の接見手当は、千葉県弁護士会では原則1万円です。
 事務所から60㎞以上離れた場所まで接見に行く場合は1万5000円になります。
 弁護士会から弁護士に支給されるのは、この手当のみで交通費を別途支給してくれるということはありません。
 よく行く警察署に成田空港警察署があります。
 ここでは、日本人、外国人を問わず、薬物を持込もうとする方が逮捕されることが多いです。
 成田空港警察までは、千葉からは電車は1時間に1本なので、ほとんどの弁護士は車で行きますが、
 千葉ー空港までの交通費は2500円(往復)
ですが、片道35㎞程度なので、接見手当は1万円のみの支給になります。
 ですので、手元に残るのは7500円。
 接見に行って事務所に帰ってくるまでは、どんなに早くても3時間はかかりますから、1時間あたりでは2500円ですね。
 元手がかからなければ、時給2500円でも構わないのですが、事務所を経営していると1時間2500円よりもはるかに高額な経費を支払っていかなければなりません。
 このように当番弁護士は、経営的に見るとペイしないこともあるのですが、各弁護士の熱意により支えられています。
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# by cuts | 2005-05-20 15:57 | 刑事弁護

当番弁護について

 各地の弁護士会では、当番弁護士制度というものを行っています。
 被疑者又はその家族などからの要請があれば、弁護士が1回限り無料で接見に赴くという制度です。
 これは、現在、被疑者段階(起訴される前の段階)では国選弁護制度がないため、被疑者段階での弁護活動を充実させようと、弁護士会が始めたものです。
各地の受付件数(2004年)は、以下のとおりです。

受付件数の上位会(2000件以上)
①東京三会 1万0359件    ⑤福岡   3557件 
②横浜     5503件     ⑥千葉   2863件
③名古屋    4624件     ⑦埼玉   2153件
④大阪     4180件

 千葉県弁護士会の会員は300名強ですから、この7会の中では一最も弁護士ひとりあたりの負担が多いということになります。
 2006年からは重大事件に限り、被疑者段階で国選弁護制度ができることになっています。
 今後の当番弁護の行方が気になります。
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# by cuts | 2005-05-19 13:15 | 刑事弁護
 誠に申し訳ありませんが、無料メール相談は現在都合により一時お休みさせていただいております。
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# by cuts | 2005-05-19 06:06 | その他

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# by cuts | 2005-05-05 06:02