主に千葉県における刑事弁護など


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国民健康保険未払いの背景

国民健康保険の停止により、受診できず死亡する例も
Excite エキサイト : 主要ニュース

 各地の弁護士会では、クレジットサラ金関係の相談をしています。
 千葉県弁護士会でもサラ金相談を行っています(予約電話番号はこちらです)。
 このサラ金相談の相談者に私も登録していますが、この相談で来る方の中で、「サラ金の債務の支払いが大変で、国民健康保険まで支払えない」という理由で、国保を全く支払っていない又は未納があるという方はときどきいます。
 国保を支払わないと、
 1 保険証を返還しなければならない
 2 代わりに「被保険者資格証明書」や「短期保険証」を交付されるが、この資格証明書では、窓口で医療費をいったん全額支払わなければならない
ことになっています。
 月々の国民健康保険料が支払えない方が、医療費を全額支払うことは難しく、結局よほど重病にならない限り受診しないということになります。
 このような医療機関の受診の遅れから病状が悪化し、死亡したとみられる患者が共同通信の調べでは、過去6年に少なくとも11人いたということですが、掘り起こせばもっといるような気がします。
 冷静に考えれば、国保を支払わなければ、上記のように停止となってしまうわけですから、国保の保険料は最優先に支払うべきものですが、取立てがサラ金のほうが厳しく、お金はどうしてもそちらの方に回ってしまうのです。
 国保を支払っていない方には、「とにかく国民健康保険料だけは支払ってください。病気になった時に大変ですから。」とアドバイスしています。
 もちろん、これができるためには弁護士が代理人となり、きちんと債務を整理するというのが前提になります。
 国保未払いの問題は、収入がない方や収入があっても過剰な債務を抱える方にはつきまとう問題であり、繁栄したと見られる日本社会でも、そのような形で”貧困”の問題が顔を出しているように思います。

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by cuts | 2005-12-29 08:08 | 債務問題