主に千葉県における刑事弁護など


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犯罪被害者に優しい世の中とは?

人気blogランキング 法律・法学部門21位(記事掲載時)

傘で目突いた女を逮捕 言動が不自然、措置入院
Excite エキサイト : 社会ニュース

 この記事にトラックバックされているブログでは、措置入院されたということで、何ら刑事処分に問われないのではないかという前提のものが多かったですが、そうなるとは限らないと思います。

 被害者は、右眼球破裂の重傷で、警察側も相当程度重大な事件と受け止めてはいると思います。
 刑事事件としても逮捕してもすぐに勾留しなければいけないというものでもなく、現時点では精神病院に入院して快復を待ち、落ち着いたら、刑事手続にのせるという手法もありえますし、そうなるのではないかと記事を見て思いましたが。

 もちろん捜査して責任無能力と検察官が判断すれば、不起訴処分ということになるでしょうが、その場合は医療観察法の申し立てをするでしょうし、責任能力ありと検察官が判断すれば被害の重大さから見て起訴してくる事案と思います。

 また、被害者救済という観点からするならば、加害者を適正に処罰するという要請は当然としても、それだけでは不十分で、民事上の補償の問題や後遺障害が残ってしまった場合の今後の福祉の問題でバックアップすべきです。

 けれども、現実には、障害者は自立支援法の完全施行(この10月)で、負担が増加することになります。
 →沖縄タイムス記事。障害者負担 月1万4000円増/支援法で県調査

 加害者が無資力の場合、被害者保護のためには税金を投入せざるをえませんが、その税金がそのようなところにはあまり投じられていない、逆に切り下げる傾向にあるのは甚だ残念です。
by cuts | 2006-08-24 17:42 | 司法制度