主に千葉県における刑事弁護など


by cuts
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名誉VS表現の自由

桜井さん逆転勝訴確定 薬害エイズ名誉棄損訴訟Excite エキサイト : 社会ニュース

 記事は、名誉を毀損されたとして訴えた原告の請求を最高裁が認めなかったというもの。
 このような訴訟では、名誉毀損したと訴えられた側(被告)が、
 1) その記事の内容が真実であった
 2) 記事の内容が真実であったと信じた相当な理由があった(これが判例の表現なのですが、要は、ちゃんとした取材をしたかどうかととらえていただければよいと思います) ことを証明しなければなりません。
 「真実であったこと」を証明するのは骨の折れる作業なので、往々にして(2)の「記事の内容が真 実であったと信じた相当な理由があった」かどうかが問題となります。
 今回の件もこのことが問題となったようですね。
 最高裁は、「相当な理由あり」と見たわけです。
 二審と最高裁と結論が分かれていますから、微妙な事案だったのかも知れません。
 訴えた側(原告)は、自分の名誉を
 訴えられた側(被告)は、表現の自由を
主張するケースが多いので、どっちに軍配をあげるのか、裁判所としてもなやましいところなのでしょう。
 なお、二審の結論が最高裁でひっくりかえる「逆転」現象は、2%にすぎません。そう、しょっちゅうあるものではないんです。

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by cuts | 2005-06-17 05:42 | 民事裁判