主に千葉県における刑事弁護など


by cuts

2005年 06月 03日 ( 2 )

なぜ今最高裁判決か

研修医は「労働者」 最高裁が初判断 Excite エキサイト : 社会ニュース
 
 当然の判決だと思います.
 ただ、なぜこれほど当然のことが、これまでこのような最高裁判決がでなかったかについて考える必要があると思います.
 裁判所は訴えが提起されない限り判断しません。ということは、これまでこのような訴え自体がなかったということです。研修医が過酷な状況におかれながら、その環境に置かれた方が、自らの権利を訴えなかったという構造にこそ、この社会の問題点があるのではないか・・・.
 医師という世界の住人が裁判所に訴えることがタブーだったのか、それとも市民とのアクセスが悪い弁護士業界が悪いのか、あるいはそのいずれもなのか、はたまた別の原因か。
 この記事では、研修医の息子が過労死をしてそのご両親が訴えを提起された事案のようですが、そのような悲劇が起こるまでにどれだけの研修医の権利が抑圧されていたか、その重さを受け止める必要があると思います.
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by cuts | 2005-06-03 21:22 | 民事裁判

修習生の刑事模擬裁判

 修習生の刑事模擬裁判がありました。
 修習生とは、司法試験を合格して、法曹三者(弁護士、裁判官、検察官)になる前に1年6ヶ月間研修をしなければならない身分で、最高裁判所に所属しています(給料もでます)。
 1年6ヶ月の研修の大ざっぱな流れは、
 研修所で座学 4月~6月(前期修習)
 各地の修習地に散って、実務を学ぶ 7月~翌年6月(実務修習)
 研修所で座学 翌年7月~翌年9月(後期修習)
 試験→これを通れば法曹三者に!
というものです。
 現在、千葉(ほか各地)で研修をしている修習生は、この6月までで実務修習を終えるので、その総決算として刑事模擬裁判をすることになっています。
 架空の事件で、裁判官、検察官、弁護人役から、証人、被告人に至るまで全て修習生だけで行うのですが、その一生懸命さがほほえましいです。
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by cuts | 2005-06-03 09:50 | 司法制度