主に千葉県における刑事弁護など


by cuts

2005年 10月 19日 ( 2 )

12歳の少年が母親を殴り殺したというニュース
Excite エキサイト : 社会ニュース

 12歳の少年は逮捕されません。
 逮捕自体が法律で許されていないからです。
 刑法で、”14歳未満の行為は犯罪が成立しない”となっており、「罪を犯した」ことになりません。
 犯罪は犯してはいないことになりますが、何ら処分がないということではありません。
 少年法では、「14歳に満たないで刑罰法令に触れる行為をした少年」は、児童相談所長から送致を受けた場合は、家庭裁判所で少年を審判に付することができることになっています(少年法3条)。
 記事では、
”同署は児童福祉法に基づき長男を一時保護。「殺すつもりはなかった」と話しており、同署は20日に傷害致死の非行事実で、児童相談所「大阪府寝屋川子ども家庭センター」に通告する方針。”
となっております。
 児童福祉法では、
 「要保護児童を発見した者は、児童相談所等を介して児童相談所等に通告しなければならない。」と規定されており(児童福祉法25条)、この規定に基づいて通告するということになりそうです。
 14歳未満の触法少年になりますと、このように児童福祉法やら少年法がからんでくる問題となるので、刑法とか刑訴法とかの頭で考えているとミスをおかしがちです。
 以前に、警察が14歳未満の少年を逮捕した(違法です)という事件も起こったことがあります。なれないためのミスでしょうが、これからは14歳未満の重大な触法行為もときどきは起こってきそうです。

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by cuts | 2005-10-19 21:03 | 刑事弁護
千葉県警いよいよマブチ事件で被疑者逮捕へというニュース
Excite エキサイト : 社会ニュース

 この事件、別件で逮捕されていた被疑者2名のうち、記事によれば55歳のほうが関与を認めているとのこと。その供述が客観的な証拠から裏づけが取れれば取れるほど、信用性があると判断されますので、今度の逮捕という方向へつながっていったのでしょう。
 これでいよいよ本丸である強盗殺人・放火事件での捜査ということになります。
 2名が死亡され、かつ社会的に注目度も高い重大事件。
 適正な捜査がなされなければ、被害者も被疑者も苦しむことになります(被疑者が苦しむというのは冤罪の場合です)。
 捜査機関には適正・的確な捜査を、弁護人がついているとすれば、捜査機関が適正か否かのチェックを是非お願いいたしところです。

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by cuts | 2005-10-19 06:33 | 刑事弁護